「立体組子細工に見る伝統工芸のイノベーション」
伝統工芸 トークショー
(株)村山木工では、指物と組子の技術を合体させた「立体組子細工」を確立し、千数百年の歴史の伝統工芸の世界にイノベーションを起こし、「京組子」という独自の世界観を世に広めてきました。
当たり前に、京都で育った木を使い、京都で古くから受け継がれてきた指物の技術を進化させた革新的な伝統工芸の世界について、代表の村山伸一さんにお話しして頂きます。
スタッフには若い方が大変多く、伝統工芸の技を自信を持って受け継ぐ姿も紹介します。
企業・団体紹介

株式会社村山木工
私たち村山木工にしか作ることができない「曲面組子」や、当社が開発して 既に多方面で認知されている「立体組子」を総称して「京組子(きょうくみこ)」と呼び、他の地域で生産される組子との違いを明確にブランディングしています。
登壇者紹介

村山 伸一 (指物師)
株式会社村山木工 代表
1963年 京都市生まれ
1985年 父 進を師に木工芸の道に入る
1991年 有職御雛司 京都大木丸平の仕事を始める
1992年 伊勢神宮 第61回式年遷宮 御神宝(御太刀揃)製作
1995年 雲上流造花 村岡松華堂の仕事を始める
1996年 京都 京北町に工房を構え独立
2006年 京都 ギャラリー象鯨にて初個展
2007年 日本伝統工芸近畿展 初入選(以降連続入選)
2009年 日本伝統工芸木竹展入選
2011年 パレスホテル東京 神殿製作開始
2012年 伊勢神宮 第62回式年遷宮 御神宝(つみ、わく、おかけ、脇息、等)
製作
2013年 日本伝統工芸展入選、日本工芸会準会員となる。
2017年 株式会社村山木工設立 代表取締役社長就任、京都京北比賀江町に新社屋を建築
2022年 Mushroom Rental Office & Café 開業
2023年 ポリズム京都株式会社設立 取締役就任

瀧山 璃空
京都芸術大学
情報デザイン学科クロステックデザインコース
京都芸術大学の京都伝統文化イノベーション研究センター(KYOTO T5)というプロジェクトに所属し、京都の伝統文化、産業、工芸を知り、新しい身につけ方や関わり方を提案する活動をしています。
具体的には、職人さんにインタビューをしに行き、その内容を記事にしたり、職人さんの元で技術を教えて貰ったりしています。アルバイトは花街(宮川町)のバーで、芸舞妓さんなど花街の文化を身近に感じながら働いています。
最近は歌舞伎に興味を持ち、バイト先の芸妓さんと毎月観劇しています。
▶京都T5について https://kyotot5.jp/about/